内藤哲也が語るタイチのメキシコ時代「完全に彼に対する見方は変わりました」【新日本プロレス・2019年11月】

新日本プロレス・内藤哲也選手がタイチ選手のメキシコ時代を振り返りました。

2019年11月3日、内藤哲也選手はパワーストラグル・大阪でタイチ選手との事実上の次期IWGPインターコンチネンタル王座挑戦者決定戦に勝利。

これによりレッスルキングダム14・初日でIC王座戦が正式決定。

今年1月から目指してきた史上初のIWGPヘビー級&IC王座の2冠がいよいよ実現しようとしています。

ただこうして2冠への道が閉ざされなかったのも、タイチ選手が無冠の内藤哲也選手に最後のチャンスを与えたからにほかならない。

結果的に2冠戦線への道を切り開いてくれたタイチ選手について、今週の週刊プロレスでメキシコ時代のエピソードを交えて語りました。

内藤 2010年にオレがメキシコから帰って来たあと、シリーズオフも実費で(メキシコに)行ってるときがあったんですよ。ちょうどそのときタイチもメキシコ遠征が決まって、2、3週間、現地でいっしょに滞在したことがあったんですけど、そのときに印象が変わりましたね。
―メキシコでの姿を見て、印象が変わったと。
内藤 当時、本人はけっこう切羽詰まってて、ここでなんとかしなきゃいけないっていう悲壮感が漂ってたんです。直前にオレと(高橋)裕二郎がメキシコでけっこう活躍して、日本人選手へのハードルが上がっているなかで、タイチは初登場からインパクトを残してて、どんどんどんどん上り詰めて活躍してたので、そこで完全に彼に対する見方は変わりましたね。(引用:週刊プロレス No. 2040)

2010年2月にメキシコ遠征に旅立ったタイチ選手は、6月にアレナメヒコで開催されたビッグマッチ「シン・サリダ」のメインイベントでカベジェラ戦(敗者髪切り戦)に出場。

マキシモ選手に敗れて丸坊主にされたものの、たった4カ月でビッグマッチのメインイベントに上り詰めました。

新日本プロレス至上主義の内藤哲也選手と全日本プロレス出身のタイチ選手は本来相容れない関係ですが、メキシコで名を上げた者同士認め合う部分があるようです。

また1年前の2009年の「シン・サリダ」では、内藤哲也選手もカベジェラ戦に敗れて丸坊主にされていました。

メキシコ、シン・サリダ、カベジェラ戦という不思議な縁で結びついている二人だからこそ生み出せる熱い闘いを、これからの新日本プロレスでも見せていってもらいたい。

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