内藤哲也が武藤敬司と初対決「武藤がすごいのは幻想だよ」【2012.1.4】

新日本プロレス・振り返りNo.121

今回は2012年1月4日の内藤哲也選手!

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GENIUS FACES GENIUS


× 内藤哲也

vs
〇 武藤敬司
ムーンサルト
プレス

関連:試合動画(新日本プロレスワールド)

年末に中邑真輔選手とのシングルマッチに敗れ、さらに左肘頭滑液包炎で年内の大会を欠場して、東京ドーム大会に向けたテーマを失っていた内藤哲也選手。

そんな内藤哲也選手に、少年時代に憧れていた武藤敬司選手とのシングルマッチという思わぬチャンスが転がり込んできた。

関連:中邑真輔「少しは!ケンカできるようになったか?」【2011.12.4】

しかしあくまで内藤哲也選手が憧れていたのは、リング上で誰よりも華やかに輝いていたnWo時代の武藤敬司選手。

—対戦相手についてはどう思いますか?
内藤「俺は別に悪口を言ってる気はないんですけど、もう完全にピークを越えた選手なんで。いま現在、新日本のトップ戦線を張ってる俺が、もうピークを過ぎた人間である武藤敬司に劣っているはずはないという自信があるんで。相手に関しては特に不安はないです
(中略)
—では、内藤選手も、武藤選手との対戦はもうないと思う?
内藤「ないと思うし、もう武藤敬司に頼っちゃいけないと思います、業界が。『なんで、俺たちが1年間かけて頑張ってきた新日本プロレス、東京ドーム大会のセミに、出てった人間がいるんだ?』と。それは、オファーを出した新日本プロレスがいけないんだと思いますよ、もちろん。武藤敬司が自分から『出さして下さい』って来たわけじゃないですからね。その武藤にオファーをかけた新日本が、悪いというか、問題があるというか。そこを何とか変えていかないと、プロレス界の、新日本プロレスの未来がないと思うんで。もう来年以降は、東京ドームに(武藤が)呼ばれないような、『もう必要ねぇな』っていうような試合を、明日、見せなければいけないと思ってます」(引用:新日本プロレス公式サイト

どんな理由があれ新日本プロレスを離れて全日本プロレスに移籍した武藤敬司選手が、新日本プロレス年間最大の舞台のセミファイナルに出場する事実に悔しさを抱いて試合に臨みました。

武藤敬司選手が場外ドラゴンスクリューで流れを掴むと、多彩な膝攻めで内藤哲也選手を追い詰める。

内藤哲也選手はバックスピンキック、サンセットフリップ、ジャンピングエルボー、雪崩式フランケンシュタイナーと機動力を生かして反撃。

だが最後は武藤敬司選手がシャイニングウィザードを連発、ムーンサルトプレスで勝利!

バックステージでは武藤敬司選手を幻想と呼んだ内藤哲也選手でしたが、気持ちを新たにして改めて20代でのIWGPヘビー級王座戴冠を誓いました。

内藤「ちょっと声が出なくなっちゃったけど。俺に求められてるのは善戦でもなんでもなくて勝利のみ。時計の針を逆に戻してしまった。言葉が出てこないよ、もう
—内藤選手、改めてリングの上で向き合った今の武藤選手の印象は?
内藤「やっぱ昔よりウェイトアップしているぶん威圧感はすごかったですね。ただ、最初のレスリングでは負けてなかったでしょ。幻想だよ、幻想。武藤がすごいのは幻想だよ。でも、それを幻想だって証明できなかったことは
(中略)
—2012年の目標は?
内藤「武藤ができた、棚橋もできた、29歳でのIWGPヘビー級ベルト。武藤にもできて棚橋にもできたなら俺にもできる。必ず、あと半年くらいで30になっちゃうけど、20代のうちに必ずベルトを巻きたいと思います。そして、また来年、東京ドームのこの長い花道を楽しみながら歩きたいなと思います」(引用:新日本プロレス公式サイト

ここから内藤哲也選手は徐々に苦悩の道を歩み始めることになる。

レインメーカー誕生、右膝前十字靭帯断裂、NEVER無差別級王座戦線、ブーイング、セミファイナル降格…

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンで大ブレイクするまで長い長い苦悩の日々があったことを、いちファンとして大切に憶えておきたい。

関連:新日本プロレス振り返りまとめ(2007.6~)

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