新日本プロレス・CHAOSのジェイ・ホワイト選手と石井智宏選手の間にある不穏な空気をご紹介。
2017年11月5日・大阪大会、ROHに長期遠征中だったジェイ・ホワイト選手が凱旋帰国、棚橋弘至選手を襲撃してIWGPインターコンチネンタル王座に挑戦表明。
しかしその後、棚橋弘至選手の負傷欠場により前哨戦が組まれることがなかったため、所属ユニットが明らかになることなく時間が経過。
そして2018年1月4日・東京ドーム大会、ジェイ・ホワイト選手は凱旋帰国後の初試合でIWGPインターコンチネンタル王座に挑戦。
棚橋弘至選手には敗れたものの、翌日5日・後楽園ホール大会でケニー・オメガ選手からのバレットクラブ勧誘を拒否。
さらにブレードランナーでケニー・オメガ選手をノックアウト、翌日6日の記者会見でCHAOS加入&ケニー・オメガ選手が持つIWGP USヘビー級王座に挑戦表明。
その記者会見の場で、ジェイ・ホワイト選手はCHAOSの仲間の名前を挙げて、現在の新日本プロレス内のユニットのあり方を批判。
同じCHAOSのメンバーであるオカダ・カズチカ選手が保持するIWGPヘビー級王座のベルトに対して欲を見せない石井智宏選手を「まったく理解できない」と批判。
確かに石井智宏選手が2016年5月にIWGPヘビー級王座初挑戦した際も「CHAOSが全員いかれて自然にアイツの前に立っていた」と、ジェイ・ホワイト選手の言葉を借りるなら、ユニット第一優先の理由を語った。
だが石井智宏選手は、かつて同門の田中将人選手とNEVER無差別級王座を巡り名勝負を繰り広げたように、同じユニットだからという理由だけで対戦を避けるような選手ではない。
石井智宏選手は決して『ユニットに属していることが第一優先』ではなく、ユニットのためにも自分自身のためにも闘える選手である。
そして27日、当の石井智宏選手はこの批判を顔じゃないとばかりに一蹴。
だが翌日28日、ジェイ・ホワイト選手はIWGP USヘビー級王座戦でケニー・オメガ選手を撃破。
CHAOSに「新しく入った若造」が勝利した相手は、石井智宏選手にとってただの他ユニットの選手ではない。
2017年7月に石井智宏選手が初代USヘビー級王座決定トーナメント・決勝戦で敗れたケニー・オメガ選手である。
そして2月10日、ジェイ・ホワイト選手はシリーズ最終戦で再び石井智宏選手を挑発。
バレットクラブ、鈴木軍に続いて、CHAOSにもユニット内に変化が起きる予感。
3月9日より開幕するニュージャパンカップ2018、石井智宏選手がどんな結果を残し、ジェイ・ホワイト選手からの発言にどう答えるのか期待したい。
今までになく面白い役回りが登場して楽しみ
Eliteの内輪揉めより、断然ダイナミックな展開が期待できそう
コメントありがとうございます!
CHAOS内でのジェイ・ホワイト選手の立ち位置はこれまでにないので、つい気になってしまいますね。
ニュージャパンカップ後にまたCHAOS内でひと悶着あるのではないかと思っています。