【新日本プロレス・振り返りNo.154】
今回は2012年6月16日の棚橋弘至選手!
【IWGPヘビー級王座戦】
×[王者] オカダ・カズチカ | vs | 〇 棚橋弘至 ハイフライフロー |
2012年6月16日・ドミニオンのIWGPヘビー級王座戦。
レインメーカーショックによってIWGPヘビー級王座から陥落した棚橋弘至選手が、あの日と同じ大阪の地でタイトル挑戦に漕ぎつけました。
一方、オカダ・カズチカ選手はこの4カ月間で内藤哲也選手・後藤洋央紀選手を退けて実力を証明。
4カ月前の大阪での入場時にはほとんど歓声がなかったが、この日はレインメーカードルが降り注ぐと大歓声。
試合序盤は棚橋弘至選手が左膝攻めでペースを握るが、オカダ・カズチカ選手がコーナードロップキックで形勢逆転。
さらにDID、カウンターのドロップキック、クロス式ネックブリーカー、エルボースマッシュ連発でフィニッシュへの布石を積み重ねる。
しかし、棚橋弘至選手が膝攻めで動きを止めると、コーナー最上段から場外へのハイフライフロー!
そしてロープ越しのドラゴンスクリュー、テキサスクローバーホールドで一気に追い詰める。
オカダ・カズチカ選手も再びDID、ダイビングエルボードロップ、リバースネックブリーカーで首へのダメージを与えるが、レインメーカーを切り返した棚橋弘至選手がグラウンドドラゴンスクリュー2連発、テキサスクローバーホールドで流れを引き戻す。
そして棚橋弘至選手はダルマ式ジャーマンスープレックスホールド、オカダ・カズチカ選手はヘビーレインを決めるもカウント2。
するとツームストンパイルドライバーを切り返した棚橋弘至選手がドラゴンスープレックスホールド、背中へのハイフライフローを決めるが、正調ハイフライフローは両膝で迎撃されてしまう。
息を吹き返したオカダ・カズチカ選手がエルボースマッシュ連発からツームストンパイルドライバーを狙うと、なんと棚橋弘至選手が切り返して掟破りのパイルドライバー!
そしてレインメーカーの切り返し合戦になると、棚橋弘至選手がその場飛びスリングブレイドからハイフライフローで勝利!
棚橋弘至選手がIWGPヘビー級王座奪還に成功!
試合後、4カ月前より650人も観客が増え、暗黒期を抜けてから初めて超満員札止めになった大阪府立体育会館の光景を見た棚橋弘至選手は、涙ぐみながらファンに感謝を述べました。