紫雷イオの波乱万丈すぎる1年の歩み。届かない女子王座、ヒールターン、新王者誕生【WWE・2019年12月】

WWE・NXT・紫雷イオ選手の2019年の出来事を振り返ります!

関連:カイリ・セインのNXT女子王座戦線&新たな敵と仲間【WWE・2018年12月】

NXT女子王座初挑戦

昨年末に合流した紫雷イオ選手とカイリ・セイン選手は、2019年に突入しても好調をキープ。

テイクオーバー:ウォーゲームズ2で苦汁を味わわされたMMAフォーホースウィメンのメンバーにリベンジを果たすと、ロイヤルランブル(1月27日)にもサプライズ出場。

そして2月6日、二人は6人タッグマッチでNXT女子王者シェイナ・ベイズラー選手と対戦。

カイリ・セイン選手のアシストもあり、紫雷イオ選手がNXT女子王者からムーンサルトプレスでピンフォール勝ち!

紫雷イオ選手は女子王座挑戦を宣言しますが、前挑戦者ビアンカ・ブレア選手が異議を唱えて、3月13日に次期女子王座挑戦者決定戦が行われました。

結果はシェイナ・ベイズラー選手の乱入によりノーコンテスト裁定。

この結果を受けて、ウィリアム・リーガルGMがNXTテイクオーバー:ニューヨークで4選手(シェイナ・イオ・ビアンカ・カイリ)による女子王座戦を決定!

テイクオーバー直前回でベルトを掲げた紫雷イオ選手は、満を持してNXT女子王座・初挑戦に臨みました。

こうして迎えたテイクオーバー:NY(4月5日)、4人それぞれが持ち味を存分に発揮すると、最後はシェイナ・ベイズラー選手が王座防衛。

紫雷イオ選手の女子王座・初挑戦は悔しい形で幕を閉じました。

カイリ・セインとの別れ&2度目の王座挑戦

テイクオーバー:NY終了後、カイリ・セイン選手が思わぬ形でチャンスを得る。

もしカイリ・セイン選手が敗れた場合、今後NXT女子王座に挑戦できなくなるという条件で再び女子王座に挑戦

しかし結果は、シェイナ・ベイズラー選手の見るに堪えない残忍な攻撃に痺れを切らした紫雷イオ選手が乱入して反則裁定。

今後NXT女子王座への挑戦権を失ってしまったカイリ・セイン選手は、スマックダウンに移籍&アスカ選手とタッグを結成しました。

一方、タッグパートナーを失った紫雷イオ選手は、盟友のリベンジを果たすべく再びNXT女子王者シェイナ・ベイズラー選手との抗争に突入。

シェイナ・ベイズラー選手がインタビュー中に襲撃すると、紫雷イオ選手はパフォーマンスセンターでの練習中に反撃

さらに紫雷イオ選手は竹刀で滅多打ちにして、ついに1対1で女子王座挑戦のチャンスを獲得しました。

そして6月1日、NXTテイクオーバー25で紫雷イオ選手の2度目のNXT女子王座挑戦が実現。

紫雷イオ選手は得意の空中戦で優位に立ち、MMAフォーホースウィメンの介入はキャンディス・レラエ選手が阻止。

しかし、シェイナ・ベイズラー選手の壁は厚く、最後はキリフダクラッチで王座防衛。

すると試合後、紫雷イオ選手の怒りが大爆発!

このままでは終われないと言わんばかりに背後から竹刀で襲撃!

さらにムーンサルトプレスを決めると、キャンディス・レラエ選手から受け取ったパイプ椅子を持ったままムーンサルトプレス!

紫雷イオ選手は2度目の女子王座挑戦に失敗するも、カイリ・セイン選手との別れにより、これまで見せなかった狂気的な一面が顔を覗かせ始めました。

初のスチールケージマッチ&”ダークネス”なヒールターン

再び女子王座挑戦を目論む紫雷イオ選手は、キャンディス・レラエ選手と共闘してMMAフォーホースウィメンと対戦

シェイナ・ベイズラー選手の乱入でノーコンテスト裁定になると、完全決着の舞台としてNXT女子王座戦・スチールケージマッチが決定!

そして6月26日、紫雷イオ選手は3度目のNXT女子王座挑戦を迎えると、持ち前の度胸でスチールケージの上からムーンサルトプレス!

しかし、最後はやはりシェイナ・ベイズラー選手が王座防衛に成功。

試合終了後、豹変した紫雷イオ選手がこれまでパートナー不在の自分を献身的に支えてくれたキャンディス・レラエ選手を襲撃!

パイプ椅子を連打すると、最後はパイプ椅子へのブレーンバスター!

予想を上回る形でヒールターンを果たした紫雷イオ選手でしたが、これも自らヒールとしてのし上がりたいと会社に打診した上での決断。

そしてコスチュームも”ダークネス”な黒に一新

フルセイルのNXTユニバースから大ブーイングを浴びて、ヒールとしての道を歩み始めました。

昨日の敵は今日の友

ヒールターンした紫雷イオ選手の前に最初に立ちはだかったのはキャンディス・レラエ選手

テイクオーバー:トロント(8月10日)でシングルマッチが組まれると、紫雷イオ選手がハラジュククラッチ(コウジクラッチ)を解禁して勝利を収めました。

しかし、その後も二人の抗争は続く。

キャンディス・レラエ選手が竹刀で攻撃すれば、紫雷イオ選手は駐車場で襲撃

すると9月18日のNXT・生放送開始に伴い、次期女子王座挑戦者決定戦が決定。

見事にキャンディス・レラエ選手が4WAYマッチを制して、NXT女子王座挑戦権を獲得しました。

チャンスを掴めなかった紫雷イオ選手ですが、ここから初代NXT UK女子王者リア・リプリー選手との抗争に突入。

そこに再びキャンディス・レラエ選手が加わり、さらにリア・リプリー選手との抗争が激化。

するとウィリアム・リーガルGMは、リング上の問題をまとめて解決するために史上初の女子ウォーゲームズ戦の開催を決定!

チーム・ベイズラーの一員に選ばれた紫雷イオ選手は、上半期に激しい抗争を繰り広げたシェイナ・ベイズラー選手と結託することになりました。

また、当時のWWEではサバイバーシリーズに向けて、RAW・SD・NXTの選手たちがリング上で入り乱れる日々が続いており、思わぬ形でカイリ・セイン選手と再会を果たしました。

そして11月23日、紫雷イオ選手はテイクオーバー:ウォーゲーム3で女子ウォーゲーム戦に出場。

今年2回目となるスチールケージ上からのムーンサルトプレスで会場を沸かせるも、リア・リプリー選手の縦横無尽の大活躍でチーム・リプリーが勝利!

すると翌日24日、リア・リプリー選手はサバイバーシリーズを負傷欠場することになったミア&ティーガンに代わり、女子チームNXTのメンバーにイオ&ビアンカを指名。

昨日の敵は今日の友という状況の中、女子チームNXTは一致団結。

紫雷イオ選手はとキャンディス・レラエ選手が協力して、リア・リプリー選手の勝利をお膳立て。

NXT女子王座、NXT UK女子王座をめぐり抗争を繰り広げてきた5人が笑顔で勝ち名乗りを上げました。

新女子王者誕生

テイクオーバー:ウォーゲーム3、そしてサバイバーシリーズ2019で最も株を上げたのがリア・リプリー選手でした。

チームベイズラー、RAW・SDとのブランド対抗戦でNXTユニバースのハートを完全に鷲掴みにしたリア・リプリー選手は、その勢いのままNXT女子王座に挑戦表明

翌週にシェイナ・ベイズラー選手のキリフダクラッチの餌食になるも、年内最後の生放送でタイトルマッチが決定しました。

そして12月18日、激戦の末にリア・リプリー選手がNXT王座獲得

試合後はNXTユニバースとともに王座初戴冠を祝福、NXTに絶対的なベビーフェイスが誕生しました。

ベビーフェイスの新王者誕生は、紫雷イオ選手にとって大きなチャンス。

これまではヒールのシェイナ・ベイズラー選手が絶対王者として君臨してきたため、ヒールターン後の紫雷イオ選手と対立する機会はありませんでした。

波乱万丈すぎる2019年を過ごした紫雷イオ選手。

2020年は絶対的なベビーフェイスに真っ向からする絶対的なヒールとしてNXTを牽引してもらいたい。

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