紫雷イオのヒールターン「自分で会社に打診」【WWE・2019年10月】

WWE・NXTの紫雷イオ選手がヒールターンについて語りました。

2018年6月、スターダムを退団した紫雷イオ選手はWWEと契約

メイヤングクラッシック2018で準優勝を成し遂げると、スターダム時代の仲間カイリ・セイン選手も所属していたNXTに参戦。

ベビーフェイスとして華やかなファイトでトップ戦線に躍り出ると、2019年4月にはテイクオーバー:ニューヨークでNXT女子王座に初挑戦。

そして6月に再びNXT女子王座戦で敗れると、試合後に紫雷イオ選手は竹刀で女子王者シェイナ・ベイズラー選手を襲撃。

今度は完全決着のためにスチールケージ戦でNXT女子王座に挑戦するも敗北。

またしても結果を残せなかった紫雷イオ選手は、これまで献身的にサポートしてくれたキャンディス・レラエ選手を襲撃してヒールターン。

そしてテイクオーバー:トロントではキャンディス・レラエ選手とNXT女子部門の歴史に残る名勝負を見せました。

ヒールとして素晴らしいスタートを切った紫雷イオ選手が、ヒールターンした理由を明かしました。

―なぜ正統派からヒールになったのでしょうか?
イオ なぜも何も…最初から私は狙ってました。みなさんがWWEに対してどう思っているかわかりませんけど、会社のスタイル的に全然、自由じゃない部分もあれば、意外と自由な部分もあって。みなさんが想像してる自由、不自由の範疇とはかなりイレギュラーなんです。私は自分でヒールの選手としてのし上がりたいと会社に打診しました。
(中略)
ベビーフェースじゃなく、ほかの人たちと違うことをやりたいなって。客観的に見て、日本人女子でWWEに来たのは3人目なわけで。日本人なら違いはわかりますけど、どうしても外国人からしたら、かぶっちゃうんですよ
―WWEにおける日本人女子と言えば、ASUKA選手、カイリ・セイン選手がNXTで頂点を極めて、現在、スマックダウンで活躍中です。
イオ そのカテゴリーではもう3人目。じゃあ、その2人がやってないこと…あっ、ヒールをやってないなって。何か違うことをやらないと個性は出せないし、WWEの中で見分けがつかない。じゃあ、変わろう。変わるなら、180度…ヒールになろうって。(引用:週刊プロレス No. 2035)

NXTで無敗を貫いたアスカ選手、絶対的なベビーフェイスとして愛されたカイリ・セイン選手の存在が、紫雷イオ選手をヒールの道に導きました。

3人目の日本人女子選手ではなく紫雷イオとしてNXTでのし上がる姿をこれからも楽しみにしています。

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