これはマット・サイダル選手が好きだからとか、日本で見れなくなるのが嫌だからとか、そういう個人的な感情を超えた問題だと思います。
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大阪府警関西空港署は14日、プロレスラーのマット・サイダル(本名マシュー・コークラン=33、米国)を関西空港で液体大麻を密輸したとして、大麻取締法違反(輸入)の疑いで9月23日付で逮捕し、今月13日に起訴したと発表した。(引用:東スポwebより)
本当にショッキングなニュースでした。
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— Matt Sydal (@findevan) 2016年8月23日
この笑顔の裏には計り知れない苦労があったのかもしれないが、薬物の使用も輸入も、どんな理由があったとしても認められることではない。
これから今まで以上に世間に打って出ようとしている新日本プロレスは、社会的に大きなマイナスイメージを背負うことになってしまった。
しかし、だからこそこの問題をどう対処するかで新日本プロレスの今後の方向性が明確になるのではないでしょうか。
- 会社は知らなかったので、サイダル選手とは契約解除します。
という発表だけで済ますのか。
- サイダル選手とは契約解除した上で、薬物等の反社会的で違法な行為を新日本プロレスから根絶します。
という点まで踏み込めるのか。
今のまま深夜で放送を続けて、ファンしか契約していない新日本プロレスワールドで配信を続けるだけならば、ただサイダル選手との縁を切ってお終いでも構いません。
だが新日本プロレスを世間の多くの人々に届けようとするならば、会社から現在調査中という発表さえもないと、新日本プロレスという企業への信頼感が揺らぐ可能性もある。
それどころか、同じリングで闘う選手たちに対しても疑惑の目が向けられて、根も葉もない噂になりかねない。
ワールドプロレスリングのゴールデンタイム放送とまでは言わなくとも、放送時間の延長や時間帯の昇格を含め、新日本プロレスの名前を世に広げていくためにも、クリーンな会社になる、クリーンな会社であるというイメージをアピールしていかなければならないと思います。
新日本プロレスワールドからこっそりとマット・サイダル選手のタグを削除するよりも先に(動画は現時点ではまだ残っているが)、するべきことがあるのではないでしょうか。
「リング上」の新日本プロレスについてはこれまでも、これからも応援し続けていこうという気持ちは変わりませんが、「リング外」の新日本プロレスはまだまだ改善の余地が多大にあると感じています。
サイダル選手はWWE時代にもウェルネスポリシー違反で処分を受けたこともあるので、今回の新日本プロレスも厳しい処分が予想される。
サイダル選手のファイトが見られなくなってしまうかもしれないのは非常に残念ですが、薬物使用が許さないことに変わりはない。
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