エル・デスペラード「ヒロム、はじめまして……」【G1クライマックス27】

新日本プロレス 2017年8月2日・G1 CLIMAX 27・福岡市民体育館大会のエル・デスペラード選手の試合後コメントをご紹介。

G1 CLIMAX27も中盤戦に入り、これまで現IWGPジュニアヘビー級王者のKUSHIDA選手にメッセージを送り続けてきたエル・デスペラード選手から、興味深い選手の名前が出てきました。

デスペラード「KUSHIDA?あ、そうだ、KUSHIDAだ。KUSHIDA、いい加減、俺を見ろ。俺を見るんだ。お前は今、どこにいる?何やってるんだ?全然、聞こえてこないぞ。どこにいるのか、映像もねぇ。休んでんのか、チャンピオンが?だから、テメェは“偽りのチャンピオン”って言われるんだよ。俺に勝ちもしねぇで、負けっ放しで、新日本のジュニアの一番強い人間が持ってるはずのベルトをお前が持ってる。おかしいだろ?帰って来い。待っててやるから。ちょっと考え改めたんだ。だってよ、ザックに付いて、ボスに付いて、公式戦がない間の、あの人たちの試合でタッグ組んでるだろ?(対戦相手が)若手ばっかりでよ、つまんなかったよ、今日、どうだ?あんな面白いヤツがいたんだ。知ってたよ、人間は知ってたよ。でも、やんのは初めてでよ。BUSHIはやったことあったんだ。アイツは同じマスクマンとしたら、同じっていうのも嫌だが、アイツは下の下なんだよ。マスクの使い方も知らねえからよ。1回(マスクを)剥がされただけでピーピーピーピー言ってる。違うだろ?マスクってのはよ、勝つために使うものなんだよ。オシャレじゃねえだよ、これはよ。ヒロム、はじめまして……」(引用:新日本プロレスリング公式サイト

2017年1月5日に鈴木軍が新日本プロレス侵攻を開始して以降、初めて肌を合わせたエル・デスペラード選手と高橋ヒロム選手。

本当にはじめまして?と言うのは野暮ですかね。

とにかく、この二人の絡みは非常に新鮮、かつ非常に感慨深い。

2009 couple days after I entered the New Japan Dojo

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キング・ファレ(現:バッドラック・ファレ)選手、高橋広夢(現:高橋ヒロム)選手、三上恭佑選手(消息不明)の3人は、2009年に新日本プロレスに入門した同期。

三上恭佑選手はナマハゲとしてCMLLに参戦、2013年に消息不明となり、2014年に入れ替わるように新日本プロレスに登場したのがエル・デスペラード選手でした。

バッドラック・ファレ選手は毎年当たり前のようにG1 CLIMAXにエントリーされ、高橋ヒロム選手はIWGPジュニアヘビー級王座を獲得、しかしエル・デスペラード選手は新日本プロレスではまだ確固たる実績を残せていない。

エル・デスペラード選手は彼らに、特に同じジュニアヘビー級で活躍する高橋ヒロム選手に対しては面白いヤツの一言では足りない程思うところがあると思います。

今後ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと鈴木軍のユニット抗争が始まれば、嫌でも二人が対戦する機会は増えていく。

単なるユニット抗争以上の、同期にしか分からない意地と意地のぶつかり合いをたっぷり見せてくれることを楽しみにしています!

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