ケニー・オメガ、柴田勝頼のヘッドバットについて語る【新日本プロレス・2017年6月】

新日本プロレスのケニー・オメガ選手が、柴田勝頼選手の怪我、ストロングスタイルとは、ロサンゼルス大会、大阪城ホール大会、WWE行きについて語ったインタビューをご紹介。

以下、The LAW: Live Audio Wrestling のインタビュー。

柴田の身に何が起きたのか、あの試合のヘッドバットによって、柴田のキャリアは終わってしまったようにも見えるという投げかけに対する返答。

パフォーマーとして、アスリートとして、人間としての限界はどこなのか、無理をしていないか、我々は一歩下がって考える必要がある。
我々が何かをする時は、常に少しのリスクがある。
俺がリングにいる時もリスクはあるが、どうやってそのリスクを出来るだけ低くしていくのかということだ。
だが我々の世界の優秀なパフォーマーたちは、自然と普通の人よりも無理をしてしまうもので、柴田は怪我と闘いながら長いツアーを耐え抜いていた。
キックや張り手、ヘッドバットは以前からやっていて、疲労や負傷が何か月も何年も積み重なっていた。
怪我のリスクを出来るだけ下げるという話に戻すと、疲れている時や無数の怪我と闘っている時は、徐々にそのリスクは上がっていく。
柴田は何度もヘッドバットをしていて、まったく怪我もなかったが、不運にもオカダに放った最後の一発が、キャリアを終わらせてしまったのかもしれない。
俺は(ヘッドバットを)やらないが、柴田は心配せずに(ヘッドバットを)やっていて、ビッグマッチだからこの方法で自分自身を表現しようとしていたのだと思う。
それは理解しているが、我々パフォーマーは時々限界が分からなくなってしまう。
プロフェッショナル・レスリングとはそういうもので、我々がスポーツ・エンターテイナーであることは今はもう秘密ではない。
我々はリング内でやることにはより気を付けなければならない。
パフォーマーが自ら観客を楽しませて、身を捧げて、生活も捧げる限り、自制して出来る限り安全にしなけれならない。
もう二度とああいう事が起きるのを見たくないからだ。

ケニー・オメガ選手が丁寧に言葉を選んでいるのが印象的で、聴き応えのあるインタビューでした、是非ご視聴ください。

今回のインタビューはPART2。

PART1ではイッテンヨンやG1 CLIMAX優勝についても語っているので、気になる方はどうぞ。

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