オカダをメキシコから新日本に連れきた獣神サンダーライガー「オカダ・カズチカは強かった」【新日本プロレス・2019.12.21・PART3】

新日本プロレス・2019年12月21日・ロードトゥ東京ドーム・年内最終戦・後楽園ホール大会のバックステージコメントまとめ・PART3!

全選手のコメントは新日本プロレス公式サイトをご覧ください。

関連:新日本プロレス・試合結果・2019.12.21・ロードトゥ東京ドーム・年内最終戦・後楽園【ライガー現役最後の後楽園】

獣神サンダー・ライガー

あー、チキショウ!みんなで盛り上げてくれてるのに、俺が足引っ張る結果になって。レインメーカーは確かに効いたけど、隙間ができる分、切り返せるんだよね。それ狙ってたんだ。オカダ・カズチカは強かったな。(※体を起こして)これが引退する人間と、現役チャンピオンの差だよ。それだけだ!

プロレスの聖地・後楽園ホール大会ラストマッチを迎えた獣神サンダー・ライガー選手。

最後はIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ選手のレインメーカーで敗れて、現役最後の後楽園ホール大会を終えました。

試合後はこれが引退する人間と現役チャンピオンの差だと悔しさも見せましたが、内心ではオカダ・カズチカ選手がここまで強くなったことを喜んでいるのだろう。

ご存知の方も多いと思いますが、2007年に闘龍門の一員としてメキシコで活動していた19歳の岡田かずちか(当時)選手の新日本プロレス移籍を打診したのが獣神サンダー・ライガー選手でした。

若い、背が高い、気持ちが強い。その三拍子が揃ってたんで「コレ、ほしいな」と思って、ウルティモにストレートに「いい選手じゃん。ウチにくれない?」ってお願いしたんです。あとはウルティモと会社のほうで話をして、スンナリと移籍が決まって。(引用:獣神サンダー・ライガー自伝 下)

自身が異国の地から連れてきた才能が、のちにプロレス界の歴史に名を刻むチャンピオンに成長して、自身の引退ロードでとどめを刺される。

昨日のメインイベントには、そんなプロレスだからこそ生まれた感動的なドラマがありました。

オカダ・カズチカ

――ライガー選手と交わりまして、『掌底』はいかがでしたか?
オカダ「いや本当に、顎ズレたと思いましたよ。本当に最後の最後で強烈な1撃でしたんで。まああれをね、エールだと思ってまた、これからの新日本プロレス盛り上げていきたいと思いますよ
――最後ライガーさんに声をかけていましたが
オカダ「あの言葉ですか、まあ。なんて言ったか覚えてないです。掌底、強烈だったなって

獣神サンダー・ライガー選手のウチにくれない?という一言がなければ今はないオカダ・カズチカ選手は、大恩人から掌底という強烈な餞別を頂戴しました。

試合後に獣神サンダー・ライガー選手の耳元で話した内容はなんて言ったか覚えてないですと言葉を濁しましたが、大恩人への感謝の思いを伝えていたのだろう。

獣神サンダー・ライガー選手からのエールを胸に秘め、締めのマイクで宣言した通り、超満員の東京ドームを実現させてもらいたい。

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