次期アメリカ大統領ドナルド・トランプがWWEの元CEOリンダ・マクマホンを中小企業庁長官に指名したというニュースをご紹介します。
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紹介しますと言われても、指名されたから何なの?という人もいると思いますし私自身もそうなので、WWEとトランプの関係を簡単にまとめてみたいと思います。
- 1988・89年、WWE年間最大の興行レッスルマニア4・5を2年連続でトランプ・プラザで開催。
- 2007年、レッスルマニア23の「バトル・オブ・ザ・ビリオネアーズ」で髪切りマッチに勝利しビンス・マクマホンを坊主にする。
- 2013年、WWE殿堂入り(ホール・オブ・フェイム)を果たす。
まだ見たことがない人のために髪切りマッチの動画も置いておきます。
つまりWWE会長のビンス・マクマホンとドナルド・トランプはもう10年以上の付き合い。
そして中小企業庁長官に指名されたリンダ・マクマホンはビンス・マクマホンの妻。
washingtonpostの記事では、リンダ・マクマホンはこれまでドナルド・トランプに合計600万ドル(約6億8000万円)の寄付をしたと紹介されています。
What a night! Thrilled to congratulate my friend, President-Elect Donald Trump on a hard-fought campaign and victory. @realDonaldTrump pic.twitter.com/FCpT1sPphR
— Linda McMahon (@Linda_McMahon) 2016年11月9日
それだけの関係を考慮すれば、閣僚ポストにWWE関係者が起用されるのは不思議でも何でもない。
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じゃあアメリカの中小企業庁(SBA)は何をするのという話。
言葉の通り、中小企業をサポートするのが仕事。
中小企業の銀行からの借り入れを保証したり、起業の支援を行います。
日本同様アメリカもほとんどが中小企業と呼ばれる規模の会社なので、中小企業庁長官が打ち出す方針が与える影響は少なくないはず。
ここからは予想というより妄想の域の話なので流してもらって結構ですが、WWEに利益をもたらす企業は優遇し、ROH、TNA、ルチャ・アンダーグラウンド、新日本プロレスといったライバルになり得るプロレス団体の利益になる企業は冷遇されるなんてことも不可能ではないかもしれません。
今やWWEは立派な大企業なので直接的に優遇されることはなくても、遠回しにでもWWEに利益が生まれれば、それだけでも今回リンダ・マクマホンが長官に指名される意味は大きいと思います。
そうは言ってもまだドナルド・トランプは次期大統領で、リンダ・マクマホンも何かをしたわけではないではないので、邪推をしても仕方がないのですが。
逆にプロレス業界全体に利益をもたらしてくれるかもしれません。
もしそうなっても(もうすでに行われていますが)最終的に良い選手をピックアップして、WWEが旨味を全部持っていきそうな気もします。
海の向こうの話ですが、日本のプロレス界も無関係ではいられない事態が訪れるかもしれませんので、私の頭の片隅に入れておこうと思います。
今夜22:30~のNICONOGEで、斎藤文彦さんがその辺りを詳しく語ってくれたら嬉しいな。
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