KUSHIDA「タイム・スプリッターズ復活」「石井智宏にリベンジ」「シングルで対戦したい相手」【ROH・2017年9月】

新日本プロレス・IWGPジュニアヘビー級王者KUSHIDA選手のQ&Aをご紹介。

2017年9月22日(現地時間)・ROH・DEATH BEFORE DISHONOR XVでROH世界TV王座の防衛戦を行うKUSHIDA選手を、Sports Illustratedが直撃インタビュー!

以下、Q&Aの一部をご紹介。

―IWGPジュニアヘビーを防衛しながらROH世界TV王者になるのは大変?
2005年にメキシコでデビューしたので、この業界に12年いるが、今年が一番忙しい。以前はアメリカと日本を行き来して時差ぼけでグロッキーになっていたが、今は慣れてしまった。よりタフになった。プロレスラーはスーツケースひとつで世界中に行くイメージが常に頭にあるので、そうすることは幸せ。
たくさんの対戦相手がいることは、レスリングの神様からの恵み。新日本ジュニアには、現在は高橋ヒロム、ウィル・オスプレイ、マーティー・スカルがいる。振り返れば飯伏幸太、ケニー・オメガ、プリンス・デヴィットがいた。ROHにはジェイ・リーサル、ロデリック・ストロング、ボビー・フィッシュ、カイル・オライリー、アダム・コール、みんなが素晴らしい対戦相手で、自分をレスラーとして成長させてくれた。そしてアレックス・シェリー、自分はいつでもタイム・スプリッターズを復活させて再びタッグを組む準備が出来ている。
タイトル防衛は精神的にも肉体的にもとても大変だが、そこから得られる達成感は何ものにも代えがたい。可能な限り長く、両方のベルトを防衛し続けたい。

IWGPJr.HEAVYWEIGHT TITLE match today⌚️

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関連:ダニエル・ブライアン「KUSHIDAは闘いたい選手のひとり」

―ダニエル・ブライアンが対戦したいと言っていたが?試合の許可が出れば、レッスルキングダムのドリームマッチになるかも。
もちろん答えはYes!Yes!Yes!
そう言ってもらえて本当に光栄。ファンだった頃、IWGPジュニアタッグ王座に挑戦するアメリカン・ドラゴンとカレーマンが大好きだった。ブライアンやレイ・ミステリオのような選手は、大きくはないが、業界のトップに上り詰めた。同じくらいのサイズの人間として、彼らを本当に尊敬している。彼らは、信じてハードワークをすれば夢を実現できるという証明だ。
もし彼が復帰したら対戦したい。観客を沸かすような試合ではなく、お互いに集中し、レスリングで会話するような試合になると思う。いつか実現することを願う。

ヤングライオンについてはKUSHIDAのナイショ話 #33で聴けるので割愛。

―アメリカではヘビー級、日本ではジュニアヘビー級。ケニー・オメガのようにヘビー級転向を考えてる?
日本でもヘビー級の選手たちとも闘えるようになりたい。この約2年間で、ヘビー級とシングルで対戦しても大丈夫という本当の自信をつけた。自分はジュニアヘビー級の身体で、それを変えることは出来ない。これからもジュニアヘビー級だが、ヘビー級とも対戦したい。実現する方法はいくらでもある。
武術の魅力のひとつは、より小さな人間がより大きな相手を倒せるように磨かれた技術だと思う。それが自分の考え。現代では、サイズに対する幻想が消えて、どれだけ大きいかにかかわらず、良い選手は良い選手だ。国内外でジュニアヘビー級で闘いながら、階級に関わらず誰とでも闘いたい。そして、かつてNEVER無差別級王座戦で石井智宏に挑戦したが届かなったことを今も忘れていない。そのリベンジをしたい。

―存命で現在世界最高のレスラー3人は?
グレート・ムタ、獣神サンダー・ライガー、桜庭和志。
―どうやってレスリングスタイルを生み出した?
桜庭和志からグラップリング、テクニック、そしてどんな状況でも対応するプロレスラーとしての心構えを習った。そして安生洋二とTAJIRIがサイコロジーを教えてくれた。特にTAJIRIと桜庭がいなければ、今の自分というプロレスラーはいない。今でもとてもリスペクトしている。彼らは世界中で有名になり、大きな相手と闘うための技術やサイコロジーを使っていた。また彼らは大酒飲みで、それも自分に影響を与えた。
―UFCを考えたことはある?
一度もないが、オフの日は柔術をしたり、桜庭とグラップリングをしている。今でも練習している。それもすべてレスラーとしての自分の一部。15年間のレスリングで、新しい技術を探したり、自分の技術を進化させることに常に興味がある。MMAや柔術は日々進化しており、当然プロレスも同じ。MMAのスタイルやベースに影響を受けている選手が、自分のお気に入りの対戦相手。
―次の目標は?
新日本を成長させ続けていきたい、そしてジュニアヘビー級としてヘビー級相手にもっと自分の実力を発揮したい。日本、そして世界に自分の全てを捧げたい、いや、もうすでにそうしているか。個人的には、引退するまでにシングルで対戦したい選手が大勢いる。棚橋弘至、後藤洋央紀、石井智宏、鈴木みのる、YOSHI-HASHI、SANADA、内藤哲也、オカダ・カズチカ、挙げればきりがない。そしてより多くの国で試合をしたい。まだ行ったことがない国。南米に行ってみたい。ボリビア、チリ。それにアフリカも。そういう環境で闘ってみたいので、オファーをお待ちしています。もしそういう機会があって、より多くの人に新日本プロレスを知ってもらえれば、それ以上に望むことはない。

予想以上に濃い内容で非常に満足!

KUSHIDA選手がジュニアとして対ヘビー級の闘いに踏み出す日は近い。

意外と現在のバレッタ選手と高橋裕二郎選手の抗争がその引き金なったりすかもしれませんね。

まずは本日のROH世界TV王座戦、6度目の王座防衛を期待!

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